肉体的修練の二大原則にしたがって

《あるプルースト研究家は次のような読み方を勧めています。/「マルセル・プルウストを十二分に味ふやうになるためには、実際のところ肉体的修練の二大原則を採用すれば足る。一つは漸次に進むこと、も一つは絶えず読み続けること」》p17
「本の虫の本」林哲夫

 

・躁鬱の知り合いが、今飲んでいる薬は感情が上がるのも下がるのも減らして波を穏やかにするものだといっていた。
・「波の起伏がなくなるのはキツい、感情がなくなってしまう」
・そのときはそんなものかと思ったが、起伏があるより、ないほうがキツいというのは、リアルには想像できない。大きな波を感情としてきた人にとっての小さな波。
・プルーストを挫折しそうになっているので集中して読まないとと思っていたけれど、その考えが挫折を生む。一度に集中を注ぎ込まない。
・「失われた時を求めて」の内容はとても面白く、一文一文面白い。なかなか進まない。このふたつは矛盾しない。
・肉体的修練の二大原則にしたがって読む。