便所サンダルが似合う男、似合わない男

便所サンダルを履いた男が目黒駅にいて足の甲のつっかける部分である、そこに空いた穴にパンクの銀色のツノをつけていた。ツノというかトゲか。冬だからその下に分厚くて赤い靴下を履いていた。服は野ブタ。をプロデュースに出てくる忌野清志郎みたいな感じだった。顔はボサボサしていた。パンクのツノは厚底の黒い靴、あるいはモノトーンの靴から生えていてもパンクの人の靴だなとしか思わない。しかし便所サンダルから生えているとすべての穴につけれているわけでなかったところどころにつけられていたそれがクールだった。サブカルおしゃれな友人が夏、茶色の便所サンダルを履いてきてまわりから流石にそれはおしゃれではない、と言われていたことがあるが本人のポテンシャルがまだ低かっただけだ。友人の裸足のガリガリで貧相な足に便所サンダルではそのままガロである。家の近くに古い靴屋があってボロボロのひさしに文化用品と書いてある。破れたところを補強したガムテープも破れてある。まだ営業を続けている。便所サンダルを買うならそこだなと思っている。