つげ義春がしみじみいいと思えるようになった

坂口恭平のトークショーいったときに青山ブックセンターで売っていたつげ義春「つげ義春コレクション」買ってよかった。

 

学生時代は変な話だなあって感じで面白かったけど、今読むと1ページ1ページがしみじみいい。一巻で特にいいのが「雨の中の慾情」。バスを待っている間に雷雨が来て、居合わせた人妻っぽい女性を脱がせて、川でセックスして、バス停に戻ってくると雨が上がる。乱れた服を整えて二人バスに乗る。雨上がりの虹が出る。最後の3ページがそれぞれでセリフが一つづつ、「うそのように晴れた」「バスがきた」「虹だ」というただただ明るい感じが沁みる。漫画ではこのくらいシンプルでも成立するのがいい。