ゾンビだったころが懐かしい

 

花沢健吾「アイアムアヒーロー」では途中からゾンビの意識がというものが描かれる。ゾンビは人間だったころの習慣にしたがって行動し、近くの音に反応して人間を襲う。感染しゾンビ化していく瞬間は悲惨だが、感染すると他のゾンビたちと意識を共有する。ゾンビには彼らを統率する大きな意思がある。ゾンビはある方向を目指してひとつに溶け合いゾンビではない新たな生物になる。

 

ゾンビから人間にもどった女の子がみんなの意識があってもう寂しさを感じることがなくなったあの瞬間を懐かしく思うと言っていた。人間に戻っていくときに、その全体とつながっていた意識の回路が途切れて、一人の意識だけになる。