俺の女の入場料を払ってくれないか?

 

藤田と松丸とクラブで終電を過ぎたあと、クズ野郎の松丸が渋谷でのバイトを終えた彼女をクラブに呼びたいと言った。松丸はずっと彼女とLINEをしていた。ひとまわり下の女子大生の彼女がそんなに乗り気じゃないみたいだったのが私はたびたび松丸のスマホをのぞき見て分かった。

 

クズ野郎の松丸は、なぜか私に、彼女の入場料を払ってやってくれないかと頼んできた。私は意味がわからないので断った。そうすると松丸はちょうど回ってきた試験管に入った酒を売りに来た女たちから三本で1000円で酒を買った。それで三人でそれをあおった。ガムシロップみたいな酒で私はこの酒を昔カラオケバーみたいなところで松丸と飲んだのを思い出した。それも試験管に入っていた。松丸は他の客のカラオケに勝手に割って入って、ブチギレられて土下座させられていた。頭を何回も平手で叩かれていた。

 

結局、松丸は深夜の二時くらいにひとまわり下の女子大生と一緒に帰った。それから二人のツーショットの写真をこちらに何枚も送ってきた。動物園っぽいところで撮ったものや、旅館で浴衣を着ているものや、誕生日プレゼントを持って嬉しそうにしている彼女の写真とか。とてもピチピチしていて可愛かった。私は一枚一枚保存しておいた。

 

私と藤田はそれからハイテンションになっていく会場で踊っていた。私は疲労して階段に座って目をつむったら眠っていた。藤田は朝まで踊っていた。私が自然と目がさめたとき、寝ていたと気がついたとき、時計を見たら4時半だった。藤田を探したら寝ないで三階のフロアで踊っていた。私は藤田はすごいと思った。藤田はこの音の中で寝れる私がすごいと言っていた。